【室内の描き方 第1回〜グラデーションの塗りかた〜】

先日、メールフォームから感想をいただいたEさんというかたから
グラデーションの塗り方はどのようにしているのかという
質問をいただきました。
自分としては特別なことをしているつもりもなかったので
すが、意外と本当に背景を描けるようになりたい人が知りたいのは
そういう僕自身が意識していないところなのかもしれない
と思い、具体的にどのあたりのグラデのことを言ってるのか聞いてみました。
以下がEさんからのメールの一部です。
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基本的にグラデやぼかし等の手法が苦手な自分は、
色の加減と言う物があまり理解出来ていないので、
どうしてもアニメ塗りのような単調な色彩になってしまいます。
出雲寺さんのお描きになられたイラストで例を挙げると、
教室の一角を描いたイラストがあると思うのですが、
それの黒板を見ると、窓に近いほど光の影響で、
少しずつ明るくなっているのがわかります。
この「少しずつ明るく」と言う部分が、グラデ効果が現れている部分だと思うのですが、
自分がこれをやろうとすると、グラデはできているんだけど、
やはりどうも単調な色彩のグラデになってしまうのです。
個人的に、手描き感がそのまま残っているグラデが結構好きで、
出雲寺さんのイラストを見ると、手描きの感触がよく表現されているので、
そういった技術を、ぜひとも身につけたいと思っています。
ちなみにどうしてもお聞きしたいのですが、
こう言ったグラデを表現する時は、どんなブラシを使っているのでしょうか。
教えていただけたら、とても嬉しいです。
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ということで、この質問に答えながら講座を進めていきたいと思います。
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■ まずは単色のベースを作ります
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■ 黒板のふちの影
グラデーションとは関係ありませんが、黒板のふちの影を入れておきます。
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■ グラデーションを塗る(暗)
さてここからが本番。
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ちなみにグラデのレイヤーだけだとこんな感じです。
かなりいいかげんですね
このいいかげんさが、Eさんの言う
「手描き感がそのまま残っているグラデ」になっているのだと思います。
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■ ブラシの設定の話
通常のブラシだと、このように重ねて描いても
塗り重ねたようになりません。
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理由は簡単。不透明度が100%だったからです。
このように不透明度を下げてあげれば重ね塗りができます。
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ただ、不透明度を下げるだけだと、かたいので
マーカーのようになってしまうのでブラシをやわらかくします。

↓
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ただし、このように全力でやわらかくすると、それはそれで
手描き感を出す塗りにはイマイチ
なので適当にお願いします。
このボケ足マックスのブラシはこの後のとこで使います。
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■ グラデーションを塗る(明)
そして、これが最後の工程。逆に明るいほうのグラデを塗ります。
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ちなみに先ほどと違い、こちらはボケ足マックスのブラシで
←このようにポンッとやってるだけです。
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2種類のブラシの特徴をまとめると
・不透明度下げ、ボケ足(中)ブラシ
長所:手描き感でる 短所:描き跡が目立つ
・ボケ足マックスブラシ
長所:馴染ませやすい 短所:CGっぽい
となります。
ポイントはこの2種類を両方使ってなじませながらも
手書感を出すということでしょうか。
※ちなみに便宜上2種類のブラシといってますが、
ボケ足や不透明度の違いだけで、筆先は同じ
デフォルトの円ブラシです。
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今回の内容はある意味、現在の僕の塗り方の中核となる内容だと思います。
ようするにそれだけ基本技とも言えます。